成人T細胞白血病

症状

初期段階では食欲不振、腹部膨満感、リンパ節腫大、黄疸、咳、皮膚病変、全身倦怠感、発熱などを見ます。また高カルシウム血症に起因する眠気、口渇、多飲多尿などの症状も時として出現させます。更にリンパ節腫大など身体所見を呈し、次いで脾腫、肝腫大、そして結節、小丘疹、腫瘤、紅斑など皮膚病変といったものが似たような確率で発症します。

原因

急性型、慢性型、くすぶり型、リンパ腫型に分けられます。成人T細胞白血病はヒトレトロウイルスへの感染が原因となります。単クローン性にHTLV-1感染成熟細胞が増えた腫瘍細胞であり、白血病細胞の極端な核変形が見られ、皮膚病変や白血球増多、高カルシウム血症、血清LDH値上昇、肝腫及び脾腫、リンパ節腫大、血清可溶型IL-2レセプターα鎖値の上昇を示します。さまざまな感染症を病気の際に発症し、見通しも非常に悪いとされています。

治療法

見通しの悪い造血腫瘍の一種となります。急性型及びリンパ腫型では多剤併用化学療法が実施されているものの、顕著な生存期間の延長は未だもって見られません。CHOP療法やEPOCH療法による化学療法となります。これらの化学療法は一過性の寛解を示すものの、数ヵ月後には再び発症し、治療薬耐性に至るケースが多いと言われています。またエルシトニンといったカルシトニン製剤及びビスホスホネートといった薬剤は高カルシウム血症に適用されます。更に近年、同種骨髄移植に効果があったとする症例が存在しています。尚、EPOCH療法は、エトポシド、エンドキサン、アドリアシン、オンコビン、プレドニゾロンを使ったものであり、CHOP療法はこれらからエトポシドを抜いた化学療法となります。


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