膀胱尿管逆流

症状

繰り返して尿路感染を再燃し、これによって悪化した場合、腎機能障害(じんきのうしょうがい)を招きます。

原因

逆流を防ぐ膀胱と尿管の結合部機構が十分に発達していないことが膀胱尿管逆流(ぼうこうにょうかんぎゃくりゅう)を引き起こす原因となります。また、尿道及び膀胱において、その流れに支障をきたす障害由来で招くこともあります。

治療法

高度な逆流が見られる場合、手術適応となります。通常、尿路感染を何度も再燃させないために、その予防目的で微量の抗生物質が投与されます。ただし、逆流の程度がそれほど悪化しておらず中等度以内のケースでは、放置しても自然に治癒することがあります。この場合、無治療となります。尚、検査では造影剤を用います。この造影剤は液体であり、X線に映し出すために必要です。これによって排尿の際の膀胱から尿管への逆流を証明します。また、この検査を排尿時膀胱造影と言います。