アシドーシス

症状

代謝性では吐き気やそれに伴う嘔吐、疲れなどを見ます。進行すると、眠気を感じて、意識も不鮮明となります。また重度の脱力感を示し、吐き気も高度になります。更に悪化すると、血圧低下からショック状態や昏睡を引き起こし致命的になります。また呼吸がやや速くなり、深くなりますが、これはアシドーシスを是正し、二酸化炭素を追い出そうとするものによるものです。尚、軽度の代謝性アシドーシスでは、無症状のケースも見られます。呼吸性アシドーシスの初期段階では頭痛や眠気を訴えます。呼吸障害が軽ければ昏睡へ至るまでに時間を要しますが、呼吸停止するなど重度のケースでは急激に昏睡を招きます。

原因

血中の酸性度が高値の病態をアシドーシスと言います。代謝性アシドーシスは大量の酸や代謝によって酸に変化する成分を体内へ取り入れることに起因して体の中の酸が増えてしまう状態を言います。一方、酸が作られる量は適正範囲内でも、腎臓が十分に作用しないことから尿中へ適切な量の酸を排泄できないことに起因して発症する場合もあります。呼吸性アシドーシスは二酸化炭素を適正とされる範囲内において肺から排出できないことで引き起こされます。これは肺機能に支障をきたして二酸化炭素が溜まってしまうことに由来します。例えば、高度な肺炎や、肺水腫、肺気腫、喘息、慢性気管支炎などによって発生します。更に睡眠薬や胸部筋肉、胸部神経疾患などによっても引き起こされます。

治療法

高度のアシドーシスでは重炭酸塩が点滴にて投与されることもあります。軽ければ補液点滴のみとなります。以上はアシドーシスそのものの治療を試みるものとなります。代謝性アシドーシスでは、原因によって治療方法も異なりますが、呼吸性アシドーシスにおいては肺の働きを回復させることが治療の目的となります。

補足

血液酸塩基度もしくは水素イオン濃度pHが7.45から7.35以下になるプロセスをアシドーシスといい、この数値は動脈血ガス分析測定によって得られます。要するに酸性側に傾いている状態を指します。一方、アルカローシスは塩基性側(アルカリ)に変動する過程を指していて、つまり、塩基性側に傾いている状態を言います。

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