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一般名

ウルソデオキシコール酸

「うるそ」の概要

消化吸収改善や胆石溶解、胆汁分泌を促す働きがあります。また、肝臓に及んだ炎症細胞の浸潤を抑える働きやサイトカインケモカインの生成を抑えます。更に、疎水性胆汁酸の肝細胞障害の働きを軽くします。これは、肝臓において高い細胞障害性を示す疎水性胆汁酸と置換されることによりもたらされます。

効能・効果

C型慢性肝疾患及び原発性胆汁性肝硬変における肝機能改善。コレステロール系胆石の内、外殻石灰化を示さないものの溶解。胆嚢及び胆管系、並びに胆汁うっ帯を随伴させた肝障害の利胆。

副作用

間質性肺炎。その他：食欲不振、掻痒感、胸焼け、発疹、下痢、紅斑、吐き気。

ウルソの注意点

悪影響を与える相互作用が知られています。

気をつけるべきケース

胆石が胆管に見られる場合。消化性潰瘍、重い膵疾患を認める場合。

利用できないケース

劇症肝炎が見られる場合。完全に胆道が閉塞を示している場合。