「東洋医学」カテゴリーアーカイブ

痰飲・於血・外傷

痰飲(たんいん)は津液の循環が悪化し、それが滞って発生するものです。痰は粘着性があるものを意味し、飲は水っぽいものを指しています。於血(おけつ)は血の循環が悪化し、其れが滞って生じるもので、どちらも疾... Read more

胆・胃~六腑の変調~

胆のバランスが変化した場合、東洋医学では胆汁排泄に異常を来たすと考えられています。黄疸はその胆から胆汁が漏れ出た現われだとされます。口内に生じる苦味は上側へ胆汁が上って来たために引き起こされることがあ... Read more

唇の色、痰、鼻水~望診~

東洋医学では、血や気が不十分になると薄い唇の色になると言われています。また気の滞りから肝の機能が低下すると青っぽくなるとされます。これは寒邪が体内へ入り込んだからだと考えられており、於血(おけつ)や血... Read more

掣酸絞脹隠重刺空灼冷/痛~原因とタイプ~

掣痛(せいつう)の痛さは引っ張られるような感じで、四肢に多く見られます。これは肝のバランスが変化して筋に害を与えていると考えられています。酸痛は血と気の流れが湿邪によって妨げられるもので、膝や四肢など... Read more

小腸・大腸~六腑の変調~

胃から届けられた物質を必要な栄養素と要らない物に分類するのが小腸です。この器官のバランスに変化が現れると上記の分類に支障を来たします。下痢や腹痛、腹鳴などは栄養素と要らないものが混ざってしまったためと... Read more

一つの症状に対する五臓の関係

現代の医学では血液に関わる病状なら循環器系に問題があると推測されて心臓などの検査を行います。また排尿が困難だったり、浮腫などが見られたりすると、腎臓や膀胱などに問題があるのではと推測されます。つまり、... Read more

排尿障害・浮腫・便秘・下痢

体内へ津液が取り込まれてそれが排泄されるプロセスのいずれかでバランスの変化が発生すると排尿障害や浮腫などの症状が現れます。体の全域へ津液を循環させているのが肺です。あちこちから寄せられてきた津液を区分... Read more

五行相生説・五行相克説

五行相生説(ごぎょうそうせいせつ)は木、火、土、金、水の流れの中で各エレメントは次の対象を更に高めるように働きかけるとするものです。また全てのエレメントが「生む」という関係にあります。木生火(もくせい... Read more

疏泄・於血・水湿・痰

気の動作をコントロールする作用のことを東洋医学では疏泄(そせつ)と言います。肝の持つ機能の一つであり、肝にバランスの変化が現れると気の流れに異常を来たすと言われています。気が正常でなくなると更に津液と... Read more

七情/七つの感情~非、憂、驚、怒、喜、思、恐~

非、憂、驚、怒、喜、思、恐が東洋医学で言う七情(しちじょう)です。生きていると色んな災難が降りかかってきますが、その時に大変強烈なショックを余儀なくされることがあります。悲嘆に見舞われ、驚いて憂えてい... Read more