アイピーディ

同様の製品

トシル酸スプラタスト、トシラール、スプラタストトシル酸塩。

一般名

トシル酸スプラタスト

「あいぴーでぃ」の概要

好酸球浸潤抑制作用と共にIgE抗体産生を抑える働きがあります。IgE抗体はアレルギー反応によって産生されるもので、その際、異常を認めない通常の免疫反応で作られるIgM抗体とIgG抗体の産生は抑えられないとされます。これはインターロイキンのヘルパーT細胞由来の生成を抑えることに関するものと言われています。尚、抗体とは体内に入った異物に対し、体がその異物から自身を守るために産生する物質を意味します。

効能・効果

アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、気管支喘息。

副作用

ネフローゼ症候群、肝機能障害。その他:眩暈、痺れ、眠気、吐き気、下痢、口渇、頭痛、脱力感、蕁麻疹、掻痒感、発疹、月経不順、胃部不快感、脱力感、胃痛など。

アイピーディの注意点

服用は喘息が悪くなった時だけでなく、正常に調整されている際も行います。気管支喘息においては、既に発生している発作に対して期待できません。季節性アレルギーに関して、治療の実施は良く発生する季節よりも少し前から行い、その季節が終わる頃に終了させるのが推奨されています。

気をつけるべきケース

妊婦。肝機能障害を生じている場合。

利用できないケース

過去にアイピーディに対する過敏症を引き起こしている場合。