アリセプト・D

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一般名

塩酸ドネペジル

「ありせぷと・D」の概要

可逆的にコリンエステラーゼを抑制することで脳内アセチルコリン量を増やします。アルツハイマー病では明らかに脳内コリン作動性神経系に支障が出ており、本薬剤はこれを活性化させます。

効能・効果

アルツハイマー型認知症で見られる症状の進行抑制。

副作用

徐脈、心筋梗塞、消化管穿孔、黄疸、肝機能障害、肝炎、痙攣、癲癇、呼吸困難、錐体外路症状、急性腎不全、脳血管障害、脳出血、急性膵炎、消化性潰瘍、湿疹、癲癇、悪性症候群、肝不全、突然死、催不整脈。その他:吐き気、下痢、腹痛、不穏、眠気、振戦、眩暈、アレルギー、食欲不振、嘔吐、便秘、興奮、発疹、徘徊、顔面紅潮、不眠、動悸、肝機能異常など。

アリセプト・Dの注意点

相互作用が懸念されているため、併用には専門医の判断が推奨されます。

気をつけるべきケース

過去に消化性潰瘍、閉塞性肺疾患、気管支喘息を招いている場合。パーキンソン病及び症候群、心疾患を認める場合。鎮痛薬や非ステロイド性抗炎症薬を使っている症例。

利用できないケース

過去にピペリジン誘導体若しくは本薬剤によってアレルギーを招いている場合。