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イソニアジド、ヒドラジッド、イスコチン。

一般名

イソニアジド

「ひどら」の概要

強い働きを持つ反面、耐性を獲得しやすいことから大抵別の結核治療薬と組み合わせて用いられます。ヒドラは結核菌が増えるのを抑制する作用を有し、合成化学療法剤となります。リファピシンと同じく、非常に強い作用を持ち、ＩＮＨ（アイナ）と呼ばれます。副作用もあまりなく、用量も少なくなっています。

効能・効果

肺結核並びにそれ以外の結核症。

副作用

間質性肺炎、無顆粒球症、末間質性腎炎、皮膚粘膜眼症候群、全身性エリテマトーデス様症状、腎不全、黄疸、ネフローゼ症候群、血小板減少、中毒性表皮壊死症、肝機能障害、劇症肝炎、視神経炎など。その他：熱の上昇、頭痛、喀血、鼻出血、嘔吐、肝機能異常、譫妄、平衡障害、言語障害、発疹、月経異常、女性化乳房、嚥下障害、眩暈、血痰、悪心、腹痛、白血球減少、抑鬱、運動失調、疲れ、食欲低下、吐き気、眼底出血、便秘、腹痛、胃部膨満感など。

ヒドラの注意点

別の結核薬と組み合わせて用いることで、高度な肝機能障害を招く恐れがあります。このため、一定期間ごとの肝機能検査が望まれます。他剤と併用する場合は医師への相談を要します。

気をつけるべきケース

出血傾向、血液障害、薬物アレルギーを認める場合。過去に精神障害、腎機能障害を招いている場合。痙攣性疾患、肝機能障害を認める場合、若しくは過去にそれらを惹起している症例。妊娠している女性。アルコール中毒。

利用できないケース

高度な肝機能障害を認める場合。