PL

同様の製品

サラザック、トーワチーム、ピーエイ、ヘブン、ホグス、マリキナ、LL、マリキナセラピナ、ネオアムノール、ペレックス。

一般名

サリチル酸アミド配合薬・総合感冒薬

「ぴーえる」の概要

無水カフェイン、サリチルアミド、メチレンジサリチル酸プロメタジン、アセトアミノフェンが配合されており、上気道炎や感冒に随伴する咳や痰、関節痛、筋肉痛、発熱、喉痛、鼻づまり、鼻水などを和らげます。去痰、鎮咳、解熱鎮痛、抗ヒスタミン剤など複数の成分が配合されています。いずれも感冒初期の改善に要する薬剤であり、これらを主軸に配合された感冒剤です。多彩な感冒症状に適応するために複数成分が含有されており、更に単独の成分量が減少するため、副作用のリスクも低下しています。

効能・効果

感冒及び上気道炎に随伴する関節痛、発熱、頭痛、喉頭痛、鼻汁、鼻閉、咳、痰など。

副作用

ショック、皮膚粘膜眼症候群、再生不良性貧血、無顆粒球症、血小板減少、黄紋筋融解症、アナフィラキシー様症状、緑内障、剥脱性皮膚炎、中毒表皮壊死症、喘息発作誘引、溶血性貧血、間質性肺炎など。その他:胸焼け、悪心、口の渇き、眠気、疲れ、耳鳴り、不安感、神経過敏、発疹、血圧上昇、頻脈、食欲低下、腎機能及び肝機能障害、胃痛、嘔吐、消化管出血、眩暈、頭痛、視覚異常、興奮、不眠、浮腫、低血圧、胃部不快感、吐き気、便秘、下痢、発汗など。

PLの注意点

他剤併用で害をもたらすことがあるため、他の薬と組み合わせて用いる際は医師への相談が推奨されます。眠気を催すことがあるため、リスクを伴う作業を回避します。過度に用いることで、心筋や肝臓腎臓壊死を惹起した報告例が存在します。

気をつけるべきケース

潰瘍性大腸炎、重症筋無力症、前立腺肥大、麻痺性イレウスを認める場合。過去に高血圧症、出血傾向、脳出血、腎機能及び肝機能障害、心疾患を招いている症例。

利用できないケース

アスピリン喘息、消化性潰瘍を認める場合、若しくは過去にこれらを惹起している症例。前立腺肥大症、緑内障を認める場合。過去にPL若しくはサリチル酸製剤、フェノチアジン系化合物或いは類似成分を用いてアレルギーを引き起こしている場合。十五歳未満における水痘症、インフルエンザ。