ワーファリン

同様の製品

ワルファリンK、ワルファリンカリウム、ワーリン、アレファリン。

一般名

ワルファリンカリウム

「わーふぁりん」の概要

血液凝固を阻害し、血栓発生を抑えるため、血栓塞栓症を治すのに用いられたり、それを未然に防ぐ目的で使用されています。ビタミンKは、血液凝固因子の生合成を促しますが、本薬剤はこれに拮抗して働きかけます。

効能・効果

脳血栓症、肺塞栓症、動脈血栓症、脳梗塞症など、血栓塞栓症を防いだりその治療目的に適用されます。

副作用

皮膚壊死、脳出血、粘膜出血、黄疸、肝機能障害。その他:皮膚炎、肝機能異常、脱毛、嘔吐、抗甲状腺作用、蕁麻疹、発熱、悪心、黄疸、下痢、吐き気など。

ワーファリンの注意点

別の薬物との相互作用を示すことがあります。そのため、他の薬剤と組み合わせて用いる場合には慎重を要します。また、投与数ヶ月で副作用から致命的になった症例もあります。これには、高度な肝機能障害や血栓性血小板減少性紫斑病、無顆粒球症などが該当します。そのほか、本薬剤の働きを低下させる食品として、クロレラや納豆があります。

気をつけるべきケース

慢性アルコール中毒、敗血症、悪性腫瘍、甲状腺機能低下症、甲状腺機能亢進症、下痢、うっ血性心不全、肝炎、脂肪吸収不全、遅延性低血圧症、産褥婦。新生児に関してはビタミンKの摂取の際。

利用できないケース

妊婦。既往歴として本薬剤に対する過敏症及び塩酸チクロピジン由来の白血球減少症を認める場合。月経最中や喀血、血友病、血管障害、消化管潰瘍、尿路出血、血小板減少性紫斑病、消化管潰瘍、硝子体出血、毛細血管脆弱症などに起因する出血を認める場合。また、高度な糖尿病や高血圧症、大腸炎、憩室炎、亜急性細菌性心内膜炎、内臓腫瘍など出血を招く恐れが予測される場合。