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テツクールS、スローフィー。
一般名
硫酸鉄
「ふぇろ・ぐらでゅめっと」の概要
小腸上部は、鉄が特に吸収される箇所ですが、ここに達するまでに鉄を次第に溶出させます。徐放性があり、これによって副作用が軽減されます。つまり、消化管粘膜への影響を軽くした上で鉄分吸収率を考慮して作られた薬剤です。鉄分はヘモグロビンを生成する材料であり、このヘモグロビンは赤血球に含有されています。
効能・効果
鉄欠乏性貧血。
副作用
痒み、便秘、下痢、腹痛、嘔吐、悪心、蕁麻疹、食欲不振など。
フェロ・グラデュメットの注意点
本薬剤の吸収を阻害する例としては、タンニン酸を含む食物があげられます。これらのものを摂取する際は、時間の間隔を開ける事が推奨されています。また、鉄分が体の中に蓄積する必要があるため、貧血症状が軽快しても、服用を継続します。
気をつけるべきケース
腸管の働きが悪い場合。狭窄及び憩室が腸管に認められる場合。発作性夜間血色素尿症、そして限局性・消化性潰瘍、慢性潰瘍性大腸炎が認められる場合。
利用できないケース
鉄分不足を招いていない場合。