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該当情報なし。

一般名

溶性ピロリン酸第二鉄

「いんくれみん」の概要

高齢者や子供、固形薬を嚥下できない人に適用されるシロップ剤です。胃腸障害といった副作用をあまり生じません。大抵、鉄欠乏性貧血の内、小児に適用されます。ヘモグロビンは赤血球に含有されていますが、そのヘモグロビンの材料である鉄分を補給することで、造血能が上昇します。

効能・効果

鉄欠乏性貧血。

副作用

掻痒感、蕁麻疹、光線過敏症、腹痛、嘔吐、吐き気、便秘、下痢、胃部不快感、食欲不振など。

インクレミンの注意点

本薬剤の吸収率を低下させる要因として、タンニン酸を含む食物があげられます。また、制酸薬及びテトラサイクリン系の抗生物質なども該当します。これらのものは、同じ時間帯に摂取せず、間隔をあける必要があります。その他、少量投与からの開始が推奨される例では、容易に吐乳、下痢を招きやすい小児が上げられます。こういった場合、観察しつつ投与量を増やしていきます。

気をつけるべきケース

発作性夜間血色素尿症を認める場合。限局性腸炎や慢性潰瘍性大腸炎、消化性潰瘍といった胃腸の病気を認める場合。

利用できないケース

鉄分不足を招いていない場合。