グルファスト

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一般名

ミチグリニドカルシウム水和物

「ぐるふぁすと」の概要

インスリン分泌を促す作用はATP感受性カリウムイオンチャンネルの電流を邪魔する働きによるものです。これは、膵臓ベータ細胞のスルホニル受容体へ結合することによってもたらされます。食後の急激な血糖値上昇を防止する薬剤であり、短時間タイプのインスリン分泌促進剤となります。効果を出現させる時間も早く、摂取するとすぐに体へ取り込まれます。

効能・効果

運動及び食事療法を実施しているにも関わらず、期待されるだけ効果を得られないニ型糖尿病の改善。

副作用

肝機能障害、低血糖、心筋梗塞、黄疸。その他:振戦、冷汗、倦怠感、吐き気、眠気、腹部膨満感、便秘、口内炎、痺れ感、肝機能異常、頻尿、発疹、風邪症候群、浮腫、食欲亢進、頭痛、眩暈、脱力感、意識低下、頭痛、吐き気、口の渇き、下痢、放屁増加、腹痛、空腹感、ふらつきなど。

グルファストの注意点

三十分以上の間隔を服用から食事までの間に設けると、食事以前に低血糖を招くリスクが上昇します。これは本薬剤の即効性に起因します。また、悪影響を与える相互作用が指摘されていることから、他の薬と組み合わせて用いる場合は慎重を要します。

気をつけるべきケース

高齢者。腎機能及び肝機能障害、副腎機能不全、脳下垂体不全、胃腸障害である下痢や便秘、虚血性心疾患、極度な運動、大量の飲酒、衰弱、飢餓状態、栄養不足若しくは食事の摂取不足などを認める場合。

利用できないケース

妊婦。手術前後。高度外傷、重篤な感染症、重症ケトーシス。既往歴としてグルファストに対する過敏症を認める場合。