ダクチル

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ダクチラン。

一般名

塩酸ピペリドレート

「だくちる」の概要

胆道ジスキネジーに有効とされている薬であり、オッジ括約筋を緩め、痙攣や疼痛を鎮めます。更に流産を防ぐ働きもあり、これは妊娠子宮収縮を緩和する作用からもたらされます。本薬剤は胆嚢炎や胆石症、胃炎、腸炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍に効果があり、胆道及び胃腸に生じた平滑筋の正常ではない収縮を抑制し、痙攣性の痛みを抑えます。

効能・効果

胆道ジスキネジーや胆嚢炎、胆石症、腸炎、胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍に随伴する痙攣性の痛み。早産や切迫流に関する諸症状。

副作用

悪心、食欲不振、便秘、排尿障害、倦怠感、動悸、眩暈、発疹、散瞳、口の渇き、腹部膨満感、嘔吐、脱力感、倦怠感、吐き気。

ダクチルの注意点

眩暈や瞳孔が拡大する場合があるため、リスクを伴う作業には慎重を要します。

気をつけるべきケース

潰瘍性大腸炎、不整脈、前立腺肥大、甲状腺機能亢進症、うっ血性心不全を認める場合。

利用できないケース

既往歴として本薬剤に対する過敏症を認める場合。麻痺性イレウス、高度な心疾患、緑内障を認める場合。前立腺肥大に由来する排尿障害を認める場合。