フロリード

同様の製品

サラシルト、フロリード・D、アムリードD、ニトコナゾン。

一般名

ミコナゾール

「ふろりーど」の概要

耐性菌発現のリスクが低く、カンジダをはじめアスペルギルスやクリプトコックスなど広域の真菌に対して優れた作用を呈します。フロリードは病原性のカビである真菌の細胞膜などに作用し、これによって真菌を滅ぼす働きを有します。副作用があまり見られず、食道カンジダや口腔カンジダなどに対応する抗糸状菌薬です。

効能・効果

食道カンジダ症、爪囲炎、足白癬、股部白癬、口腔カンジダ、指間びらん症、乳児寄生菌紅斑、体部白癬、間擦疹など。

副作用

食欲低下、口腔内の疼痛、嘔吐、吐き気などが経口薬で生じることがあります。また発疹や掻痒感、紅斑、かぶれ、亀裂、刺激感、発赤、乾燥、痛みなどが外皮用薬を用いることで惹起する場合があります。さらに灼熱感や痛み、掻痒感、刺激感、発赤などが引き起こされることがあります。

フロリードの注意点

フロリードとワルファリンを組み合わせて用いることで、ワルファリンの作用が強まり出血したとする報告が知られています。経口薬は基本的に一週間程度の利用で、期待されるだけの成果が見られない場合は別の治療へ移行します。また原則、最長二週間程度の使用となります。

気をつけるべきケース

トリアゾラムを用いている場合。

利用できないケース

妊娠している女性。シサプリドを使っている場合。過去にフロリードを用いてアレルギーを招いている症例。