メソトレキセート

同様の製品

リウマトレックス、メトレート、メトトレキサート、トレキサメット。

一般名

メトトレキサート

「めそとれきせーと」の概要

D-ペニシラミンや金剤、ステロイド薬を用いても改善が見られないケースにおいて適用される薬剤であり、炎症を鎮める働きのほか、免疫反応を抑える作用を持つ葉酸代謝拮抗薬です。効き目が現れるのにおよそ二週間以上かかりますが、関節リウマチのうち治療抵抗性を示すものにも効果があります。ただし、強い副作用が知られています。

効能・効果

別の抗リウマチ薬や非ステロイド性抗炎症薬を使っても期待されるだけの効果が得られなかったケースにおいて適用されます。

副作用

ショック、肝機能障害、肺線維症、中毒性表皮壊死症、膵炎、黄疸、アナフィラキシー様症状、間質性肺炎、骨髄機能抑制、骨粗鬆症、急性腎不全、重い腸炎、皮膚粘膜眼症候群、肝硬変、再生不良性貧血、血小板減少症、ギランバレー症候群、劇症肝炎、肝不全、痙攣など。その他:敗血症、消化管出血、眠気、痺れ感、呼吸困難、月経不全、痒み、吐き気、口内炎、頭痛、倦怠感、肝機能異常、出血、動悸、脂肪肝、咳、光線過敏症、脱毛、血尿、目のかすみ、腹痛、味覚障害、尿素窒素上昇、卵巣機能不全、発疹、下痢、舌炎、意識障害、胸部圧迫感、紅斑など。

メソトレキセートの注意点

相互作用から悪影響を与えることがあるため、他の薬と併用するケースでは医師への相談が推奨されます。また強い副作用が認められるため、定められた用量や用法に従うことが大切です。

気をつけるべきケース

非ステロイド性抗炎症剤を用いている場合。合併症として感染症が認められる場合。日ごろから飲酒している場合。水疱瘡(みずぼうそう)が認められる場合。既往歴として肺線維症を招いたことがある場合。

利用できないケース

妊婦及び授乳婦。腎機能障害、慢性肝疾患、骨髄抑制を認める場合。腹水及び胸水が見られる場合。過去に本薬剤の成分に対する過敏症を招いている場合。