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エピビル、エプジコム。
一般名
ラミブジン硫酸アバカビル
「ぜふぃっくす」の概要
ウイルスの増殖を抑える働きが非常に強いと言われています。日本ではB型慢性肝炎に用いられたことが始まりであり、本薬剤はB型肝炎ウイルスに入り込み、増殖を阻害します。また、この作用はHIV(エイズウイルス)にも有効であり、HIVのDNAに入り込むとその増殖を阻害します。一般には、エピビルと共に別の抗HIV薬が組み合わせて用いられます。
効能・効果
B型慢性肝炎に関する肝機能改善。HIV感染症。
副作用
横紋筋融解症、血小板減少症、錯乱、膵炎、乳酸アシドーシス、過敏症、皮膚粘膜眼症候群、うっ血性心不全、痙攣、再生不良性貧血、脂肪肝、無顆粒球症。その他:倦怠感、下痢、感冒様症状、腹痛、吐き気、頭痛。
ゼフィックスの注意点
投与が終わってから数ヶ月は検査値などを観察されますが、これは肝機能がウイルス再増殖によって悪化する場合もあるためです。
気をつけるべきケース
高齢者、授乳婦、妊婦。肝障害及び腎機能障害を認める場合。膵炎を招くリスクが認められる場合。
利用できないケース
既往歴として本薬剤に対する過敏症を認める場合。