ネリプロクト

同様の製品

ネリダロン、ネイサート。

一般名

吉草酸ジフルコルトロン・リドカイン

「ねりぷろくと」の概要

痔核によって生じた腫れや痛み、出血を緩和する薬剤で、局所麻酔剤と外用副腎皮質ホルモン剤が配合されています。局所麻酔剤には鎮痛の働きがあり、外用副腎皮質ホルモン剤には高い抗炎症の働きがあります。

効能・効果

痔核由来の腫れや痛み、出血。

副作用

誘発する症状として感染症があげられ、陰部や皮膚などに引き起こされることがあります。また、微熱や吐き気、頭痛、出血、眠気、下痢、掻痒感、刺激感、発疹などを招くこともあります。

ネリプロクトの注意点

いわゆる対症療法の一つであり、用いられる期間は一般的に一週間程度です。これは長期間に渡って本薬剤を用いると、副腎皮質や下垂体の働きを抑えてしまうことがあるためです。主に痔に随伴する症状を和らげる目的で用いられます。

気をつけるべきケース

別のリドカイン製剤を用いている場合。

利用できないケース

既往歴としてネリプロクトに対する過敏症を認める場合。白癬やカンジダ症といった真菌症を認める場合。ウイルス性疾患、化膿性、結核性の症状を局所に認める場合。