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リチオマール、炭酸リチウム。

一般名

たんさんりちうむ

「りーます」の概要

アミンへの受容体反応性を抑えます。セロトニン、ドパミン、ニューロン、ノルアドレナリン機能を下げると考えられています。脳内のモノアミン発生を阻害し、アミン放出をシナプス間隙において阻止するとされます。精神興奮を安定させる働きがあると言われています。

効能・効果

躁鬱病、躁病。

副作用

口渇、眠気、肝機能異常、不眠症、便秘、腹痛、血圧低下、排尿困難、運動障害、体重増減、浮腫、知覚異常、頭痛、倦怠感、発熱、唾液分泌能異常、耳鳴り、胃腸障害、皮疹、嘔吐、吐き気、記憶障害、不整脈、焦燥感、脱力感、緊張亢進、頻尿、乏尿、言語障害、振戦、下痢、胃部不快感、食欲低下、肝機能異常、頻脈、失禁、腎機能異常、悪寒、心電図異常、甲状腺機能異常、眩暈など。その他：認知症様症状、徐脈、悪性症候群、リチウム中毒、意識障害、腎性尿崩症など。

リーマスの注意点

別の薬と組み合わせて利用すると相互作用の懸念があるため、専門医の判断が推奨されます。また、自動車などは眠気や眩暈などのリスクが伴うため、その運転は禁忌とされます。過剰利用から中毒を招く可能性があります。

気をつけるべきケース

肝機能障害、甲状腺機能低下・亢進症、脳器質障害を認める場合。腎機能及び心臓の病気を過去に患っている場合。

利用できないケース

高度な心臓の病気、妊婦、下痢を随伴する病気、リチウム体内貯留傾向、発汗を随伴する疾病、癲癇、衰弱、腎機能障害などを認める場合。