同様の製品
ラノフェン、ソアレジン、スラマ、アザスルファン、エミナピリン、サフィルジンEN、サラゾピリン。
一般名
サラゾスルファピリジン
「あざるふぃじんEN」の概要
マクロファージー、T細胞に働きかけて、これらの組織からのインターロイキンIL-1,2,6(サイトカイン)の生成を阻害し、正常ではない抗体産生を抑えます。また、多形核白血球由来の活性酸素の発生を阻害したり、炎症性細胞浸潤及び滑膜細胞活性化も抑えます。いわゆる抗リウマチ薬であり、慢性関節リウマチによる関節炎症を抑えます。本薬剤は、病変部において炎症を抑えますが、これは腸内細菌によって分解されてから現す効果です。このため、潰瘍性大腸炎や非特異性大腸炎、限局性腸炎に使われます。
効能・効果
慢性関節リウマチ。非特異性大腸炎、潰瘍性大腸炎、限局性腸炎。
副作用
間質性肺炎、皮膚粘膜眼症候群、汎血球減少、伝染性単核症様症状、急性腎不全、無菌性髄膜炎、貧血、肝機能障害、繊維性肺胞炎、血小板減少、中毒性表皮壊死症、再生不良性貧血、黄疸、紅皮症型薬疹、PIE症候群、無顆粒球症、全身性エリテマトーデス様症状(SLE)、ネフローゼ症候群、急性腎不全、肺繊維症、肺炎、巨赤芽球性貧血(きょせきがきゅうせいひんけつ)。その他:膵炎、抑鬱、嘔吐、発疹、白血球減少、下痢、倦怠感、尿路結石、味覚異常、光線過敏症、頭痛、浮腫、肝機能異常、口内炎、発熱、口渇、関節痛、胸痛、口唇炎、血尿、胃部不快感、胃痛、胸焼け、筋肉痛、動悸、耳鳴り、抹消神経炎、うとうと感、吐き気、眩暈など。
アザルフィジンENの注意点
最初は効果が認められても、しばらくすると効きにくくなることがあります。作用は遅効性で、効果を示すのはおよそ一ヵ月後になります。
気をつけるべきケース
妊婦及び授乳婦。腎機能及び肝機能障害を認める場合。急性間欠性ポルフィリン症、血液障害、気管支喘息を認める場合。既往歴として別の薬で過敏症を認める場合。
利用できないケース
低出生体重児、新生児。過去にサリチル酸製剤若しくはサルファ剤によって過敏症を招いたことがある場合。