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一般名

エトレチナート

「ちがそん」の概要

上皮の適正な再形成を促進させ、角化症状を改善方向へ向けます。チガソンはビタミンAから合成されたもので、角化した上皮細胞を剥離させ、上皮を再び形成させる働きがあると考えられています。一般に、高度な皮膚角化異常や口腔粘膜角化病変に適用され、他の方法で期待されるだけの改善が見られない場合に用いられます。

効能・効果

乾癬症、ダリエー病、口腔乳頭腫、口腔白板症、魚鱗癬。他の治療法で無効な尋常性乾癬、関節症性乾癬、水疱型先天性魚鱗癬様紅皮症、非水疱型先天性魚鱗癬様紅皮症、掌蹠角化症、掌蹠膿疱症、紅斑性角化症、膿疱性乾癬、口腔扁平苔癬、毛孔性紅色粃糠疹など高度な角化症。

副作用

口内及び鼻腔乾燥、脱毛、皮下出血、色素沈着、皮膚乾燥、口内炎、関節痛、眼痛、眼の霞、吐き気、腹痛、頭痛、痺れ感、火照り、悪寒、体重低下、中耳炎、貧血、口唇炎、口角炎、爪囲炎、紅斑、発汗、皮膚亀裂、咽頭痛、結膜炎、眼精疲労、食欲低下、嘔吐、下痢、眩暈、不眠、疲れ、発熱、浮腫、耳鳴り、皮膚及び爪の脆弱化。

チガソンの注意点

副作用のリスクが高いため、医師の説明を聞いて慎重に使用します。

気をつけるべきケース

アルコール中毒、肥満を認める場合。糖尿病、脂質代謝異常を招いている症例。

利用できないケース

腎機能及び肝機能障害、ビタミンA過剰症を認める場合。過去にチガソンを用いてアレルギーを惹起している場合。妊娠している女性。