エンピナース・PD

同様の製品

イソパールP、プロナーゼMS、ガスチーム。

一般名

プロナーゼ

「えんぴなーす・PD」の概要

体の中でどういった働きかけをするのか、ハッキリ分かっていませんが、ブラジキニン分解、ムチン粘度低下、蛋白分解、フィブリン溶解の働きがあります。細菌である放線菌が作り出すたんぱく質分解酵素であり、抗生物質における病巣移行促進や抗腫脹、膿汁排出、喀痰排出などの働きがあります。炎症が起きている箇所に蓄積した膿を溶解するため、痛みを緩和したり、腫れを軽減したりします。また、鼻水の粘度や痰の粘りを弱くするため、これを排出しやすくします。

効能・効果

肺結核や気管支喘息、気管支炎において生じる痰。慢性副鼻腔炎や外傷後、そして術後に生じる腫れの軽減。胃内視鏡検査を行う際、胃内粘液を溶かしてこれを取り除く効果があります。

副作用

発赤、胃部不快感、嘔吐、腹痛、鼻出血、発疹、下痢、食欲不振、痒み、悪心、吐き気など。

エンピナース・PDの注意点

食道潰瘍を招くことがあり、カプセル及び錠剤に関しては、水の量を増やして服用します。これは本薬剤が食道にひっかかってしまうためです。配合剤は塩酸イソプレナリンを含んでおり、気管支拡張の働きを有します。散剤は胃における内視鏡検査の際に使われるもので、胃粘液を溶かして取り除きます。

気をつけるべきケース

腎障害、重篤な肝機能障害、血液凝固異常を認める場合。過去に薬物に対する過敏症を招いている場合。

利用できないケース

胃内出血を認める場合。過去にエンピナースの成分に対する過敏症を認める場合。