グリチロン

同様の製品

リコチオン、ポリリチンN、ネオファーゲンC、ニチファーゲン、グリチオール。

一般名

グリチロン

「ぐりちろん」の概要

甘草と呼ばれる生薬の一種であるグリチルリチンは解毒作用と共に抗アレルギー、抗炎症の働きを有します。またナトリウムや尿の排泄量が減るのを抑制するグリチルリチンには、肝臓を守る働きがあると考えられています。口内炎や皮膚炎、円形脱毛症、湿疹、慢性肝疾患由来の肝機能異常といった症状に適用される本薬剤は、このグリチルリチンを主軸にアミノ酢酸、DL-メチオニンを含有した配合剤です。

効能・効果

小児ストロフルス、口内炎、慢性疾患に関わる肝機能異常、皮膚炎、湿疹、円形脱毛症。

副作用

偽アルドステロン症、ミオパシー、横紋筋融解症。その他:血圧上昇、浮腫、低カリウム血症、体液及びナトリウム貯留、筋肉痛、筋力低下、脱力感。

グリチロンの注意点

偽アルデステロン症は過剰なグリチルリチンの摂取から引き起こされます。このため、含まれる成分に甘草がある他の製剤と組み合わせて用いると、偽アルデステロン症を招きやすくなります。

気をつけるべきケース

妊婦。

利用できないケース

低カリウム血症、ミオパシー、アルドステロン症を認める場合。