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一般名

安息香酸リザトリプタン

「まくさると・RPD」の概要

頭蓋内動脈は片頭痛の際、発作的に広がると言われており、本薬剤はセロトニン受容体へ選択的に働きかけるため、これを収縮させます。もっぱら片頭痛に適用される薬剤であり、三叉神経に見られる抹消並びに中枢抑制セロトニン受容体へも働きかけます。

効能・効果

片頭痛。

副作用

アナフィラキシー様症状、狭心症、癲癇様症状、失神、ショック、呼吸困難、不整脈、中毒性表皮壊死症、虚血性心疾患、頻脈、血管浮腫。その他：無力感、高血圧、振戦、神経過敏、味覚異常、紅潮、温感、運動失調、ほてり、傾眠、霧視、消化不良、発汗、不眠症、頭痛、多幸症、咽頭不快感など。

マクサルト・RPDの注意点

眠気を誘うおそれがあるため、リスクを伴う作業は禁忌とされます。

気をつけるべきケース

痙攣若しくは癲癇を招きやすい体質。肝機能障害を認める症例。虚血性心疾患のおそれがある場合。

利用できないケース

血液透析を受けている場合。抹消血管障害、虚血性心疾患、異型狭心症、重篤な肝機能障害を認める場合。過去に本薬剤に対するアレルギーを認める症例。虚血性心疾患若しくは心筋梗塞を過去に招いている場合。