急性扁桃炎

症状

喉痛と共に高熱が出ます。扁桃は赤っぽく腫れますが、その表面に膿栓(のうせん)と呼ばれるブツブツが白っぽく見られます。また、この膿栓は、健康であれば見られません。その他、全身性の倦怠感や頭痛なども生じます。

原因

口腔内にある口蓋扁桃、舌の奥にある舌根扁桃、鼻の奥に位置するアデノイド、耳管の周りに存在する耳管周囲扁桃があり、通常、扁桃腺が腫れたという状態はこの内、口蓋扁桃に起こった炎症のことを指しています。扁桃周囲膿瘍(へんとうしゅういのうよう)は無治療から周りに拡大してしまったものを言います。原因は、溶連菌と呼ばれる細菌で、過度な疲労や風邪などが引き金となって発症します。また、熱の上昇と共に喉痛を伴って発病することもあります。急性扁桃炎(きゅうせいへんとうえん)は子供に見られる傾向にありますが、子供では炎症が耳管周囲扁桃及びアデノイドに至ることがあり、鼻症状なども見られることがあります。中耳炎も合わせて発症しやすい傾向にあります。

治療法

抗生物質や鎮痛薬が用いられます。本疾患は大抵、溶連菌が原因となるため、この菌に有効とされる抗生物質が投与されます。また、治療は継続して行う必要があります。これは症状の軽快が、薬によって一時的に抑制されているためで、通常、一週間程度続けられます。治療中は安静にすることが重要であり、悪化すると喉頭蓋炎(こうとうがいえん)、扁桃周囲膿瘍など、より重症化することがあります。