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一般名

リルゾール

「りるてっく」の概要

筋萎縮性側索硬化症（きんいしゅくせいそくさくこうかしょう）の治療薬であり、神経細胞保護作用を有します。このため、病気が進行していくのを阻害します。この病気は治すのが難しいとされる神経変性疾患です。運動神経細胞は大脳からの指令を伝達して筋肉を動作させるものですが、本疾患ではこの神経細胞が次第に変性若しくは消失していくものです。

効能・効果

ALS（筋萎縮性側索硬化症）における治療。若しくはこの病気の進行抑制の目的で用いられます。

副作用

間質性肺炎、アナフィラキシー様症状、肝機能障害。その他：口内の痺れ、肝機能異常、筋緊張、嘔吐、下痢、便秘、頭痛、傾眠、鬱、発疹、関節炎、舌の痺れ、疼痛、味覚異常、背部痛、倦怠感、不安、眩暈、不眠症、悪心、無力感、食欲不振、貧血、腹痛、口の周りの感覚異常、筋痙攣、浮腫、体重減少、頭重、筋緊張亢進など。

リルテックの注意点

リスクを伴う運転などの作業には注意を要します。これは本薬剤によって眠気を生じたり、眩暈を発現させたりするためです。他剤併用で悪影響を与えることがあるため、他の薬と組み合わせて用いる場合は、慎重を要します。

気をつけるべきケース

感染症が予期され、発熱がある場合。腎機能低下、肝機能障害を認める場合。過去に肝機能異常を認める場合。

利用できないケース

妊婦。既往歴としてリルテックに対する過敏症を認める場合。重篤な肝機能障害を認める場合。