発達障害

認知のプロセスに支障を引き起こしているのが発達障害であり、社会生活を営む上で様々な問題にぶつかります。また、認知の具合やその偏り方、年齢によっても異なります。近年になって注目を浴びている言葉ですが、発達障害とは脳機能の障害を意味します。これは遺伝的ファクターに大きな影響を受けていると考えられており、もって生まれた性質とも言えます。翻せば親のしつけが原因で発達障害が発生した訳ではありません。しかし、対人関係などで生じるいわゆる虐めなどによって発生したストレスが脳の機能へ影響を及ぼすこともあります。

では具体的にどういった障害があるのでしょうか。いわゆる認知機能とは見たり聞いたりしたことを理解したり、それを記憶する、或いは物事を順序だてて実行するといった働きを指します。これらの機能に偏りなどが見られる場合、発達障害となります。とはいえ、生活面で支障のないタイプで、社会に適応できていれば、この場合発達障害に当てはまりません。

今でこそよく発達障害という言葉が使われますが、こういう子供たちが近年になって突然出てきたわけではありません。かつては、親のしつけが悪いなどと簡単に片付けられているだけだったのです。
つまり、昔から発達障害を持っている子供たちは存在していたのです。