「自閉症」カテゴリーアーカイブ

シンボル機能

シンボル機能は概念といったものを言葉などで象徴化することによって、内的に操って働かせる能力のことを意味します。この機能が得られる前段階として感覚運動期があると言われており、その期間は誕生してから二年前... Read more

微細・粗大・協調運動

アスペルガー症候群では微細運動の発達に問題があって、不器用さが出現することもあるようです。粗大運動の場合、自閉症では普通に発達する傾向にありますが、微細運動や協調運動に異常を認めるケースが多いようです... Read more

共同注意とは

誕生後の幼児の視力はとても弱く、それから次第に発達していきます。そして7歳前後を迎えるころに大人の視力へ近づきます。また、人間の顔を認識するのは誕生してから二ヶ月ぐらいで、半年を迎える頃に共同注意が発... Read more

心の理論

よく知られている検査では「サリーとアン課題」があります。まず、部屋でサリーとアンがいて遊んでいる時、サリーが籠の中へボールを入れて退室し、その後アンがボールを箱へ移します。そして再びサリーが部屋へ戻っ... Read more

検査

心理発達検査では発達検査と知能テストが行われます。大半が70より下で、知能や発達の低さが見られます。しかし、高機能自閉症では幼児期に知能指数が低くても、年齢が高くなるにつれて70を超えることもあるよう... Read more

原因

かつては心因説に基づいて、子育ての影響を受けているものと指摘されていましたが、その後、脳の器質的障害によって発生するものと考えられるようになりました。これは言語発達の遅れや知覚及び脳波異常、癲癇、知的... Read more

脳機能の発達が異なる

定型発達とは社会性や言葉の発達が生活をする上で問題がない程度の水準に位置し、知的障害を認めない人に対して使われる言葉です。一方、自閉症では脳機能の発達が定型発達の子供と異なることが解明されています。以... Read more

非定型

自閉症には対人関係の困難、こだわり、言葉の発達の遅れといった特徴があります。またおよそ80パーセント近くの自閉症で知的障害を同時に発症しています。その症状は多彩で、パッと見た感じでは同じ自閉症とは考え... Read more

自閉症スペクトラムとADHD

自閉症は広汎性発達障害に含まれますが、どちらかといえば広い障害の分類に含まれ、同様のグループではアスペルガー症候群やレット症候群などが存在します。自閉症では言葉などの発達の遅滞や特定の物への執着、コミ... Read more

自閉症の診断基準

米国精神医学会DSM-Ⅳ

  1. A、B、Cから六個以上、もしくはAから二個以上、BとCから一個以上。
    1. 二個以上で対人的相互反応に関する質的障害が... Read more