不整脈原性右室心筋症

症状

不整脈原性右室心筋症(ふせいみゃくげんせいうしつしんきんしょう)では右室全域或いは部分的に機能障害や形態異常が見られます。右室壁において線維化及び脂肪化が認められ、これは心筋生検によって明らかになります。また心室性期外収縮や左脚ブロックに起因する心室頻拍が何度も見られます。その他、炎症反応や、不完全浸透を常染色体優性遺伝において呈します。

原因

心室性の不整脈を惹起することが原因で、これは右心室筋が線維化或いは脂肪へと変化して行く為です。進行性であり、次第に線維化及び脂肪化へと至ります。不整脈に起因する急死では若年層に多く見られます。脂肪化への進行は最初は限られた一部において見られます。これが徐々に進行し、右室全域に及び、ケースによっては中隔以外の左室へ至ることも珍しくありません。不整脈原性右室心筋症は心筋炎との因果関係が指摘されており、また様々な疾患が重複して引き起こす疾患なのか単独の疾患なのかはハッキリ解明されていません。

治療法

カテーテルアブレーションを用いた手術も行われますが、こちらは難治性の症状に対して適用されます。通常、抗不整脈薬を用いて不整脈に適用されます。