症状

症状は洞不全症候群に準じます。房室ブロックと共にに一から三度に区分けされています。測定は、洞房伝導時間を対象にするもので、電気生理学的に行います。尚、広い意味での興奮伝導障害は洞房ブロック（どうぼうぶろっく）をはじめ、心室内ブロック、房室ブロック、心房内ブロック、脚ブロックに分類されます。いずれも発生した障害箇所にて定められているものとなります。また特別とされる心室内ブロック及び心房内ブロックは、心室筋及び心房筋において広い範囲で引き起こされる興奮伝導障害と位置づけされています。

原因

不整脈の一種であり、心房結合部及び洞結節における伝導障害が原因となります。この場合、洞結節そのものの働きは適正範囲内となっており、洞不全症候群の一種となります。副交感神経亢進に起因するケースも見られ、結節の周りに存在する細胞の異常がこの病気を引き起こすと言われています。

治療法

急を要するときは薬物療法によって点滴或いは静脈注射によってイソプロテレノールを投与する他、アトロピンを静脈注射にて投与します。元となる要因を取り除くことが大切であり、副交感神経亢進に起因する場合や薬剤によるケースでは、これを排除します。洞房ブロックの慢性期に対しては洞不全症候群と似た様な治療法となります。