化膿性髄膜炎[かのうせいずいまくえん]

症状

発熱、嘔吐、頭痛、痙攣、意識障害などが主な症状となります。また新生児では泣いたり、普段と比べて元気がなくなっていたりしますが、発熱は認められません。年少児では熱の上昇の他、嘔吐、不機嫌、元気がなく、抱くと泣いたりします。

原因

大腸菌、リステリア菌、B群連鎖球菌を原因とするものでは、生後三ヶ月までの子供に認められます。生後半年を過ぎるとインフルエンザ菌に起因するものが多くなっています。その他、肺炎球菌なども化膿性髄膜炎(かのうせいずいまくえん)の起因菌になります。これらの菌は血行性に或は周囲のほかの感染臓器から髄膜へ直接入り込みます。そして、血管内皮細胞障害や好中球或は各種サイトカインの活性化によって炎症は増悪します。更に血栓症や血管炎などを招きますが、これらは脳浮腫や脳血流低下などに起因します。なるべく早く治療する必要性があり、遅れると中枢神経系の後遺症を招いたり、死に至ることもあります。本疾患は新生児期から乳幼児期に多発します。

治療法

起因菌に有効性が認められる抗菌薬が用いられます。その際、耐性菌やその薬剤への感受性を考慮した上で投与されます。また髄液移行性の高いものが選択されます。原因菌がハッキリ分からなければ、その年齢層で多く見られる菌すべてを対象に、広域の抗菌薬が用いられます。