不正咬合

症状

初期症状はほとんど認められません。時間の経過と共に歯が欠けたり折れたりします。またぐらつきも見られますが、これらは過剰の圧力が歯並びの悪くなっている歯に影響を与えるためです。更に歯磨きを行っても、磨き残しが生じやすいため、虫歯や歯周病を引き起こしやすくなります。重症化すると、言葉の発音がおかしくなったり、痛みを伴います。口の中に入れた食物を噛み砕くことが上手にできなくなったりします。

原因

顎の上下、若しくは顎と歯の調整がうまくとれてないことが原因となります。このため、歯が相互に悪影響を及ぼすため、不正咬合(ふせいこうごう)を招きます。また、欠損した歯の部分に他の歯が入れ替わってしまうことがあるため、歯並びの悪化を招きます。更に顎、口に発生した腫瘍、顎骨骨折、入れ歯、歯列矯正器具の装着不良、そして遺伝なども原因になることがあります。

治療法

歯列矯正器などが用いられます。これは継続して弱い圧を歯に与えるもので、他にもリテーナーやクラウンなどが使われます。いずれの器具を用いても改善されないケースでは、顎を手術します。