口角炎

症状

皮膚及び粘膜おいて発赤を生じる疾患であり、唇の両端である口角部において見られます。やがて、亀裂が発生してひび割れを招き、食事の際に痛みを感じます。また表層部に形成された瘡蓋(かさぶた)が剥離し、血が出てくることもあります。更に強い痛みから口を開くことも困難になります。多くの場合、風邪や胃腸障害などがこれらの症状を引き起こします。その他、ビタミンB群不足や貧血なども本疾患を引き起こす誘引になります。

原因

細菌及び真菌への感染が口角炎(こうかくえん)の発症原因となります。誘引するものでは、持続性の疾患由来の衰弱や貧血、ビタミンB群欠乏症、胃腸障害、風邪などがあります。

治療法

ビタミンB群欠乏症由来のものはビタミンB複合剤が投与されます。通常、消毒した後、硼酸グリセリンなどを塗布します。一週間程度で治癒しますが、改善が見られず、何度も再発するケースでは他の疾患が背景に存在することもあります。そのため、受診が望まれます。