ブレディニン

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該当情報無し。

一般名

ミゾリビン

「ぶれでぃにん」の概要

プリン合成系を邪魔し、活発な増殖を呈する細胞を抑える働きがあります。免疫力低下を示す薬剤であり、腎移植時の拒否反応を抑えます。この拒否反応は、人体の持つ、異物と見なして拒否する性質であり、いわゆる免疫反応のことを言います。組み合わせて用いられる薬剤では、免疫抑制薬であるアザチオプリンや副腎皮質ホルモンなどがあります。また、副腎皮質ホルモン剤のみでは期待されるだけの作用が得られないループス腎炎にも使われます。

効能・効果

副腎皮質ホルモン薬のみで期待されるだけの効果が得られないネフローゼ症候群で原発性糸球体疾患に由来するもの。腎移植時に生じる拒否反応の抑制。抗リウマチ薬及び非ステロイド性抗炎症薬で期待される作用が得られない慢性関節リウマチ。副腎皮質ホルモン薬のみで思うように治療ができず、腎機能低下、ネフローゼ症候群、持続性蛋白尿などを認めるループス腎炎。

副作用

感染症、黄疸、肝機能障害、骨髄機能抑制。その他:腹部膨満、悪心、腹痛、便秘、下痢、食欲不振、嘔吐、吐き気、便秘、口内炎、消化性潰瘍、発疹、掻痒感、消化管出血、代謝異常、発熱、頭痛、血液障害、味覚異常、舌炎、眩暈、脱毛、動悸、口渇、全身倦怠感など。

ブレディニンの注意点

骨髄機能抑制といった副作用は、腎障害を認めるケースで排泄が遅れることに起因します。これは本薬剤のほとんどが腎臓より排泄されることに由来します。

気をつけるべきケース

感染症であるウイルス、細菌、真菌由来の合併症を認める場合。腎機能障害、出血性素因、骨髄機能抑制を認める場合。便秘傾向がある場合、それを悪化させてしまうことがあります。また血中アンモニア値は肝障害の基礎疾患を認める場合、上昇を示すことがあります。

利用できないケース

妊婦。白血球減少を示している場合。過去にブレディニンを用いて重篤な過敏症を招いている場合。