胃腸炎

症状

発症当時は嘔吐を生じることが多く、次第に下痢をするようになります。しかしこれらを同時に招くこともあります。また発熱をはじめ、腹痛や食欲低下などを見ることもあり、上記に加えてこれらが重複して発生することもあります。いずれの症状も水分を補給することで改善しますが、高度な脱水を招くと、自ら水分を補給しようとしなくなります。

原因

寄生虫や細菌、ウイルスなどが原因となります。中でもウイルスによるものが非常に多くなっています。感染経路は学校などで、かつて病原体に曝露された経緯のある子供や、胃腸炎に罹ったことのある子供から感染します。ウイルスは唾液に含まれているため、これが飛沫となって他の子供へうつします。また細菌に汚染された食品などを摂取することで胃腸炎(いちょうえん)を招きます。その他、アレルギー反応から胃腸炎を引き起こすことも少ないケースで見られます。尚、細菌では赤痢菌やコレラ菌、大腸菌、サルモネラなどがあります。またウイルスではロタウイルスなどがあります。

治療法

水分の補給が重要です。本人が水分を摂取できない場合、電解質をとらせます。嘔吐が見られる場合、時間をおいて水分を少し補給させます。これによって水分が摂取できた場合、同じように繰り返し水分をあたえ、量も一時間ほどで増加させていきます。摂取した水分を吐き出しても基本的にその補給を継続させます。これは吐いても胃での水分吸収率が高いため、実際には半分近く吸収されているからです。重度の脱水症を引き起こしている場合、水分を静脈内から投与します。尚、下痢止めの利用は、寄生虫や細菌、ウイルスなどの排泄を阻害するため、基本的に利用されません。