溶血性尿毒症症候群[ようけつせいにょうどくしょうしょうこうぐん]

症状

感冒様症状及び下痢といった症状を出現させた後、意識低下、尿量減少、浮腫み、点状出血、顔面蒼白など急激に生じます。溶血性尿毒症症候群(ようけつせいにょうどくしょうしょうこうぐん)では、腎臓を走る血管内の細胞が侵されます。このため、血管内腔に狭窄を招いたり、血液凝固が見られ、延いては狭窄部を通る赤血球が損傷を受けたり、腎機能低下を引き起こしたり、血小板減少などが生じます。尚、血小板は血液凝固に必要な物質であり、溶血性貧血は赤血球の破壊から発生します。

原因

感染発症型や遺伝発症型などがあり、前者は感染を引き金にするものです。後者は、繰り返し年長児に発病するものを言います。また、膠原病などの疾患に関与するものや薬物などに起因するものがあります。小児ではほとんどがベロトキシン産生性大腸菌感染に関わっており、大抵、O-157に由来します。

治療法

有効な治療方法は知られていませんが、高度な腎不全が認められる場合、透析が行われます。診断では、腎機能低下、血小板数低下、溶血性貧血などが重要となります。