脳性麻痺[のうせいまひ]

症状

誕生してから数ヶ月は正常ではない部分を明確に示さないこともありますが、半年ぐらい経過すると異常部分が顕著になります。筋肉が硬くなるため、手足を伸ばしたり曲げたりする際に抵抗を示します。異常な反射や歩行困難なども見られます。軽ければつま先で歩くこともできますが、高度になると歩行不能になります。これらの症状は、脳において損傷した個所によって重症度が違ってきます。運動失調が体の柔らかさから引き起こされたり、アテトーゼ型、痙性麻痺などがあります。アテトーゼ型では捩れるような動きが随伴するもので、不随意運動として出現します。これは達成しようとする運動が困難となるもので、手足の動作を行おうとすると、ねじれるような動きが伴い、自身の思うような動きができなくなるものです。痙性麻痺では、手足が硬くなって麻痺していきます。

原因

出生後に生じた髄膜炎や脳炎、未熟児での出生、先天性の脳奇形、妊娠の際の感染、高度な妊娠中毒症などが原因となります。

治療法

運動訓練が中心となります。脳性麻痺(のうせいまひ)は運動障害であり、根治させる治療方法は知られていません。そのため、日常生活をスムーズに送れる様にするため、運動訓練を実施し、運動障害の度合いを軽減させます。その他、合併症として癲癇や知的障害を招いていたり、言葉の発育が遅い場合などは、それらに対する治療も要します。