プール熱

症状

数日継続する熱の上昇が急激に見られます。熱は四十度近くに達する高熱であり、特に昼過ぎから夜にかけて高くなります。反対に朝方は比較的低くなります。潜伏期を凡そ一週間ほどおいて発症し、喉の痛みや腫れなども伴います。その他、結膜に発赤が生じ、目やに及び涙が増加し、目に痛みを伴うこともあります。また、周りがまぶしくうつったりもします。尚、結膜はいわゆる白目の部分を指します。

原因

アデノウイルスへの感染が原因となって発症します。尚、プール熱は咽頭結膜熱(いんとうけつまくねつ)とも呼ばれています。また流行は子供の間で見られ、特に夏のプールで感染する傾向にあるため、本疾患の名称もそれに由来するものになっています。

治療法

基本的に対症療法となります。本疾患では特有の治療方法は存在していません。診断では細菌感染との鑑別を要します。これはCRP及び白血球が高値になるからです。CRPは、炎症に伴って上昇する蛋白質です。