扁桃周囲膿瘍

症状

突如として炎症が口内において拡大し、著しい痛みと発熱を随伴させます。また扁桃の周りには脳からつながる脳神経や脳へつながる内頸動脈などが多く存在していますので、これらを圧迫したり、炎症を招いたりすることがあります。無治療だと、膿瘍が副咽頭間隙間に発生し、更に縦隔に及んで重症化することもあります。熱は高熱で、食物も飲み込みにくくなり、呼吸困難を随伴するケースでは処置を要します。

原因

口内の扁桃の炎症から拡大していきます。

治療法

穿刺及び切開など状況に応じて行います。また、点滴及び抗生物質の投与も行われます。手術を行うかどうかと、その実施時期は状況に応じて異なります。通常、手術を高度な炎症を招いている際に行うと、痛みも高度であり、出血も酷くなります。扁桃周囲膿瘍(へんとうしゅういのうよう)を一旦招くと、手術を行う方が適切であるケースもあります。尚、冷やす際は首の外側から行い、上に向けるのは痛みを生じている首側となります。