若年性関節リウマチ

症状

全身型、多関節炎型、少数関節炎型などの病型があります。全身型では四肢や体幹においてリウマトイド疹が熱の上昇の際に認められます。熱は高熱であり、一日に変動傾向があり、放置しても正常に回復することもあれば、ぶり返すこともあります。また白血球や血小板数は増え、赤沈亢進が認められます。多関節炎型では初期で朝方のこわばりを生じます。また炎症は手指の関節から生じるケースが多くなっていますが、全身の関節、つまり足や膝、下顎関節、頸部などにも認められます。少数関節炎型は四箇所以下の炎症が関節に認められるもので、発症は六ヶ月以内とされます。小さな関節部である指などは障害されにくく、大抵、足や膝などが障害されます。

原因

慢性関節炎の一種であり、若年性関節リウマチ(じゃくねんせいかんせつりうまち)の病型は多彩になっています。関節外症状である熱の上昇といった全身型や虹彩炎を伴う少数関節炎型、関節リウマチとよくにた多関節炎型などがあります。呼び方も様々であり、乾癬性関節炎や炎症性腸炎関連関節炎、強直性脊椎炎といったものを本疾患に入れるかどうかも定まっていません。尚、本疾患に関して原因はハッキリ分かっておらず、十六歳以下で発病するものを対象としています。

治療法

全身型、軽い多関節炎型、少数関節炎型では非ステロイド抗炎症薬が使われます。また全身型では高度の症状が見られるケースでステロイド薬が適用されます。更に骨破壊が推測される多関節炎型でもステロイドが用いられる他、抗リウマチ薬、免疫抑制薬の適応となります。