転移性肺腫瘍

症状

転移性肺腫瘍(てんいせいはいしゅよう)は胸部X線検査などで偶然に見つかるケースが多く、これは特に症状を示さないことが多いとされるためです。つまり肺末梢に転移巣を発生させることが多いためです。進行すると、咳や痰若しくは血痰などの症状を示すようになりますが、こうなると肺実質及び気管支において転移巣が肥大したことを現します。更に浸潤して胸壁、胸膜に達すると胸痛を生じます。呼吸困難を示すこともありますが、これは胸水貯留や転移巣がいくつも発生したケースであり、また癌性リンパ管症を生じた際にも引き起こされます。特に管腔内において転移巣が出現すると、早期から咳や痰、若しくは血痰などを症状を示します。またこれらの症状が示されても胸部X線にその病巣を示さないこともあります。

原因

肺に発生した悪性腫瘍が同じく肺に転移するケースとその他の臓器、つまり肺を除く部分で生じたものが肺へ転移するケースがあります。これらは血液をはじめ、管腔、リンパを介して転移します。

治療法

化学療法が有効であると判断される場合は、それが行われます。また、手術による治療法が可能と判断されれば、手術による治療方法が採用されます。尚、胸部X線では発見されないケースが多いとされるため、検査ではCTによるものが普及しています。これは器機の発達から数ミリ単位の小転移巣を発見できるためです。一方X線では一センチ以下の小転移巣において読影不能とされています。