身体表現性障害

症状

心気症、身体醜形障害、身体化障害、転換性障害を呈します。正常であるにも関わらず、高度な疾患を招いていると確信しているのが心気症です。自身の体の作用が気になってしょうがなくなります。例えば、心臓を打つ音などです。身体醜形障害は、自身の容姿に対して極端に悩むものです。転換性障害では、何かを切欠に突如として四肢に麻痺を生じたり、物が見えなくなってしまう症状を呈します。身体化障害は、転換性障害より更にぼんやりとした症状を示します。

原因

心理的な要因を引き金にして発症する症状をまとめて身体表現性障害(しんたいひょうげんせいしょうがい)と言います。ストレスなどから息苦しさや痛みといったあらゆる身体的障害を引き起こすと言われており、本人は偽りの気持ちは全くなく、実際に身体症状を感じています。

治療法

心理的なリハビリテーション或いは心理療法が中心となります。診断では子供の心理に負担をかけないため、多くの検査を行うことはありません。下手に検査すると益々自身の病気が高度であると確信する悪循環に陥るためで、通常は症状を引き起こしている疾患がないかを簡単に確認するに留まります。