レジオネラ症

レジオネラ症の症状

肺炎型では熱の上昇や頭痛、筋肉痛、全身倦怠感などを生じます。発症は急性であり、湿咳、乾咳、血痰などを見ることもあります。また歩行障害や意識障害といった中枢神経系の異常や下痢、腹痛といった消化器症状も見られます。治療が遅滞したケースでは死に至ることもあります。ポンティアック熱型においても、熱の上昇と共に悪寒、頭痛、筋肉痛、倦怠感などを生じます。ほとんどのレジオネラ症がポンティアック熱型であり、見通しは良好とされます。大抵、放置しても一週間程度で改善を示すため、集団発生を除くと特に重要とされません。

レジオネラ症の原因

抵抗力の落ちている人に発症しやすく、土壌細菌ですが水道水など広い範囲に分布しています。また加湿器や給水設備、循環式浴槽など、アメーバを介して増えます。経気道性に吸い込まれてマクロファージ及び好中球によって貪食されますが、組織内において殺菌されず増えていきます。集団発生することもあれば、散発する症例も見られ、呼吸器系における気質的障害やタバコ、老齢者などでは発症の危険性が高くなります。ポンティアック熱型と肺炎型とがあり、もともとアメリカ在郷軍人間において集団発生した肺炎であるため、在郷軍人病とも呼ばれます。レジオネラ症は四類感染症であり、届出を要します。

レジオネラ症の治療法

ニューキノロン系、テトラサイクリン系、マクロライド系、リファピシンといった薬剤が用いられます。アミノ配糖体及びβラクタム系の抗菌薬は食細胞内に対して移行しにくいため、使われません。これは細胞内寄生菌であることに由来します。