細菌性食中毒

細菌性食中毒の症状

多くは、嘔吐、腹痛、下痢などとなり、これらは食物に含まれる細菌によって引き起こされます。また、熱の上昇を随伴させるケースが多いとされます。ただし、ボツリヌス菌に起因する食中毒においての主症状は神経麻痺となります。これはボツリヌス菌に限らず、多くの毒素型食中毒において同様となります。

細菌性食中毒の原因

人間から人間への感染は認められていないもので、食物に含まれる細菌若しくはその産生毒素によって引き起こされるものを指していましたが、現在では伝染病との識別は難しいとされます。一方、毒素型と感染型にも分けられることもありますが、こちらも明確に区分することができないとされます。前者はもともと毒素が食物に含まれていたものを摂取することによって発症するものであり、後者は原因菌を含んだ食物を摂取して、それが腸管において増えるものを指しています。尚、細菌性食中毒(さいきんせいしょくちゅうどく)は、急性腸管感染症に属する症候群を言います。原因菌は、エルシニア、ナグ、サルモネラ、病原大腸菌、腸炎ビブリオ、ウェルシュ菌、セレウス菌、黄色ブドウ球菌、ボツリヌス菌、ビブリオ、カンピロバクターなどとなります。

細菌性食中毒の治療法

ニューキノロン系抗菌薬が投与されることもあります。また生菌性の整腸薬が用いられることもあります。抗コリン薬は高度の腹痛に適用されます。通常、輸液療法のみで良いとされますが、これは本疾患が下痢に由来する二次的な脱水症状を中心とするためです。しかし、老齢者や子供においては悪化することも懸念されるため、慎重を要します。