ライター病

症状

虹彩毛様体炎、強膜炎、視神経炎、角膜炎を伴う結膜炎、手掌足底及び指趾角化、爪囲発赤腫脹、膿疱性角化性紅斑、口腔潰瘍、膿疱並びに水疱、爪変形など皮疹或いは粘膜疹、疼痛、関節腫脹を伴う多発性関節炎様症状、頸管炎、尿道炎など。ライター病は尿道炎、結膜炎、多発性関節炎を主な症状とする病態であり、これに加えて皮膚症状である手掌足底における角化性紅斑を出現させる疾患です。若い男性に多く見られますが、強直性関節炎、淋菌及び非淋菌性尿道感染症、関節症性感染との鑑別を要します。

原因

シゲラ、クラミジア、エルシニア、サルモネラ感染がライター病の原因となります。また遺伝因子が原因となります。HLA-B27関連が指摘されています。

治療法

ライター病では免疫抑制薬や抗生物質、抗TNF-α、NSAIDなどを用います。抗生物質では、テトラサイクリンやドキシサイクリン、エリスロマイシンなどが投与されます。