遠心性環状紅斑

症状

直径二センチ程度の隆起性浮腫性紅斑で浸潤を認めるものが発生します。体幹部及び四肢中枢側に見られ、壮年男女に多くなっています。隆起性浮腫性紅斑は遠心性に周りへ広がっていきます。堤防状に盛り上がった辺縁を有し、真ん中は退色しています。不規則環状若しくは輪状の隆起性紅斑を認めます。痒みなどは感じませんが、数週間継続して皮疹が広がっていき、鱗宵、水疱といったものは認められません。また皮疹は地図状或は連圏状に融合していきます。更に再燃を数ヶ月間見られることもあります。

原因

内臓悪性腫瘍、アレルギー反応などが遠心性環状紅斑(えんしんせいかんじょうこうはん)に関係していると言われています。

治療法

基礎疾患が認められる場合、その治療を実施します。また、抗ヒスタミン薬やステロイドなども用いられます。