症状
痒みが強く掻いてしまうため、沢山の痕が残ります。また、散布疹から移行して自家感作性皮膚炎を招くこともあります。表面に鱗宵を見ることが多く、真ん中は浸潤性紅斑になっています。漿液性丘疹が皮疹の辺縁に集まっています。貨幣状ないし類円形の湿疹が、体幹や下腿伸側など四肢に認められ、冬の間に多発します。
原因
皮脂欠乏性湿疹から移行する場合は、高齢者で見られます。また、虫刺されから蕁麻疹様苔癬を形成し、これが掻かれて破れ、貨幣状湿疹(かへいじょうしっしん)を形成するものもあります。
治療法
抗ヒスタミン薬は痒みに用いられ、内服されます。外用薬ではステロイド剤が用いられます。また、浸潤など症状が高度であるケースでは、これらと共に亜鉛華軟膏シートが用いられることもあります。