症状
中心治癒を呈しやすくなっており、脂漏性の方に多発します。丘疹及び小膿疱には強い痒みがあり、これが環状に集まり、紅斑性局面を作ります。また遠心性に広がり、25歳前後の男性に多く見られます。発生部位は上肢伸側、顔面、上半身となります。しかし、皮疹が稀に毛包を有しない手掌や足底に発生することもあります。好酸球性膿疱性毛包炎(こうちゅうきゅうせいのうほうせいもうほうえん)は再燃したり寛解したりする傾向があり、治癒する際も色素沈着が残存します。膿疱に含有される内容物には多くの好酸球を認めます。また、毛包が損傷し、好酸球の浸潤が毛包またはその付属器に認められます。その他、末梢血において好酸球が増加しています。
原因
合併症ではHIV感染症若しくは造血性腫瘍を見ることもあります。発症原因はハッキリ分かっていませんが、日本では多く見られます。鑑別を必要とするものでは、カンジダ症、しゅさ、接触皮膚炎、白癬などがあげられます。尚、本疾患は好酸球性膿疱性皮膚症(こうさんきゅうせいのうほうせいひふしょう)とも呼ばれています。
治療法
インドメタシンに有効性が認められています。