症状

柔軟性のある腫瘤であり、径数ミリから二センチ程度となります。色調は暗赤色ないし鮮やかな紅色で、半球状に隆起しています。有茎性であり、外傷といったものを引き金にして発症します。血管腫の一つであり、中心となるのは血管腔拡張と毛細血管増殖となります。出血は外傷に起因して簡単に発生し、潰瘍形成が見られます。大人での好発部位は四肢や体幹となっており、小児では顔面となっています。突如現れ、糜爛を生じて出血を見ます。尚、悪性腫瘍との鑑別を要し、これには無色素性悪性黒色腫などがあげられます。また、二次性の炎症性肉芽腫を随伴させる血管腫や血管腫構造を随伴させない肉芽腫といったものを出現させます。

原因

血管腫が原因であり、これは外傷といったものがきっかけとなって発症します。また本態は血管腔拡張及び毛細血管増殖となり、これを主軸にした血管腫が発生します。尚、毛細血管拡張性肉芽腫（もうさいけっかんかくちょうせいにくげしゅ）は、化膿性肉芽腫（かのうせいにくげしゅ）とも呼ばれています。

治療法

レーザー照射、凍結療法、外科的な切除による治療方法がとられます。しかし、ちゃんと切除できなかった場合、再燃します。