症状
丘疹や浮腫性紅斑を生じます。また、リンパ節腫脹、熱の上昇、だるさ、多臓器障害を随伴させることもあります。更に血圧低下やショックなどを招くこともあります。薬疹(やくしん)は、粘膜及び皮膚上に体の中へ入った薬剤若しくはその代謝産物に起因して発疹を招くものです。出現する皮膚病変は薬剤の種類によって特徴的となる場合もあり、これが確定診断の際の判断材料となることもあります。しかし、薬疹はさまざまな形態を出現させるものであり、基本的には鑑別の際に薬疹を視野に入れる必要性があります。
原因
分類は皮疹の形から行われることもありますが、通常アレルギー性と非アレルギー性に分類されます。これは発症機序に由来するものですが、その機序がハッキリ分からないこともあります。
治療法
基本的には、薬疹を引き起こしている薬剤の利用をやめます。ステロイド、抗ヒスタミン薬などは重症化した中毒性表皮壊死症アナフィラキシーショックなどに用いられます。尚、ステロイド外用薬は病変部位に塗布されます。